企業が支払う税金にはいろいろなものがありますが、その主なものは事業年度ごとに計算をして納税します。ですから、1年間に1回、まとめて支払うことが必要になるわけです。そのために会計処理が必要となり、決算によって利益が生じていれば税金を支払うことになるわけですが、この時には資金繰りに注意しなければなりません。たとえば1000万円の利益が発生していて税率が30%であれば、300万円を支払わなければなりませんが、この時にキャッシュとして300万円を準備しなければならないという点に注意が必要です。

会社として利益が出ていたとしても、常にキャッシュがあるわけではありません。たとえば、多くの資産があったとしても、その資産はキャッシュ以外のものであることもあります。大きな設備投資をすれば、設備という資産を持つことになります。設備は資産ですがキャッシュではありませんから、設備で税金を支払うことはできません。

あくまでもキャッシュで支払うのが原則です。ほとんどの会社は設備を保有しているでしょうし、また売掛金などの形で資産計上されるものも多くあります。将来的にはキャッシュを発生させる売掛金も資産として扱われることになりますから、資産が多くあってもキャッシュが多くあるわけではないのです。このようなことがありますから、資金繰りは非常に大事なことだと考えられます。

徐々に会社の業績が伸びて企業としては成長していっていたとしても、資金繰りで困ることにならないようにしましょう。ファクタリングのことならこちら