会社経営者の中には、厳しい資金繰りを強いられてる方もおられるかもしれません。この厳しい資金繰りは、どうやったら克服することができるのでしょうか。それについて考えてみましょう。まず、資金繰りとはなにかを理解しておく必要がありますが、これは簡単にいえば、支出を支えるための軍資金を備えること、と表現することができます。

つまり、会社経営にはさまざまな支出項目があって、絶えずいろんなところにお金を回して支出していかなければなりません。その支出のために必要なお金を供えることが資金繰りの目的です。ということは支出、つまり出て行くお金を減らすことができれば、用意すべきお金も減るということになります。早い話、支出を減らせば財政を楽にすることができるのです。

というわけで、会社にどんな支出があるのか、またその中に無駄な支出はないかどうか、チェックしてみましょう。例えば、不要な不動産を抱え込んでいて、それの維持費のために無駄な支出が発生しているかもしれません。また、経費の無駄遣いがいたるところにあって、それが支出を増加させているかもしれません。あるいは在庫をたくさん抱えていて、それが支出を増やしている可能性もあります。

このように、会社に無駄な支出がないかどうか、帳簿を見ながら詳細にチェックしてみてください。もし無駄が見つかったら、そこをどんどん省いていきます。そうやって支出を減らしていけば、確実に資金繰りを楽にすることができます。